高校時代2

過去の記憶

僕の通ってた高校には指定校推薦があった。

僕は通知表が死ぬほど低かったので指定校推薦はもらえなかった。

親自身、その事実に関してはそこまで気にしていなくて、むしろ目標に向かって頑張る忍耐力をこの受験でつけて欲しいという想いがあったようだ。

今思うと、母親はポンコツの僕の為に色々と考えて育ててくれたのだった。

僕は一般受験で大学進学を目指すことにした。

法学部や経済学部は就職先に困らないと言われていたので同級生の多くが、その2つの学部のどっちかを選択していた。

僕もそのどちらかの学部にしようと思っていたのだが、母親の薦めで心理学部を受ける事にした。

母親自身も僕には普通のサラリーマンは出来ないと感じたようで、人の心を扱うカウンセラーなら向いてるのではないかと思ったようだ。

僕が心理学部に入学する為に受けた受験科目は、英語と歴史の2教科だった。

僕が行きたい私立大学の心理学部は、受験科目2つのうちどちらか高い点数だった科目を2倍の点数にする計算方式だった。

例えば、英語が70点。歴史が50点だったら、【英語70点×2=140点】+ 歴史【50点】=190点というような感じだ。

1年生の担任だったロールが、英語の教師で僕をビジバシしごいてくれたおかげで、英語はそこそこ点数がよく、大学受験は見事合格した。

と言っても偏差値は47〜50のそこまで頭は良くない大学ではあったが、留年だけは避けられた。

めちゃくちゃつまらなく、何一つ良い思い出のない高校生活を終えた僕は、ようやく勉強を求められる生活から解放された。

>>続く

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